旦那との節制に対する意識の違い
ドイツの昨今のインフレで最も値上がりしたものの1つがガス代だ。
ドイツの光熱費は毎月定額を支払い、年に一度業者さんが家にメーターを見に来て、後日今まで払ってきた定額代金より多く使用していれば追加の請求をされ、下回っていれば過払い分は返金されるシステムである。
なので今冬暖房やお湯を使いすぎれば来年どれほどの請求がくるか分からない。
実際ガス代が現在通常よりどれほど値上がりしているのかは知らないのだが、例年の8倍とかいう話も聞くのでいつも通り暖房やお湯を使っていれば来年何十万円もの請求がくる可能性も十分あり、
その為今年は電気ヒーターがものすごく売れているというニュースや、例年になく湯たんぽがあちこちで売られているのを見かける。
我が家はどちらも購入していないが、とにかくできるだけ暖房はつけずに済むように室内でもできるだけ着込んでいる。
しかしそんな私の考えと違い、旦那は子供が風邪をひくほうが困るので寒ければ暖房を使えば良いじゃないかという考え。
そりゃ私も子供に風邪をひかせてまで暖房を渋りたいわけじゃないけれど、寒いからすぐ暖房、ではなくやれることは全部やった上で、どうしてもこれ以上は無くなったときに暖房を使えば良いと思っている。
旦那は一応私の考えを尊重してくれて、暖房は使わずいてくれたけれど、子供の咳、鼻水がなかなか止まらない時があって、部屋が寒いことが原因なのかと思った私は夜間の寝室だけ暖房を使ってみようかと旦那に話してみた。
ドイツの暖房は1から5までで設定できるのだが(5が1番強い)、私が渋々暖房の使用を提案した瞬間に使い出した旦那が設定したのは、4。
1か2くらいを想定していた私はいきなりそんな高温設定にした旦那に唖然。
私が怒ったので4にまですることはそれ以降なくなったけど、それでも基本3の設定にする旦那。
もう十分室内温度が暖かいと思ったときは、私は即2に下げるが、しかし気づけばまた3になっていることが多々あり、旦那と私で夜間に暖房の設定を巡る無言の攻防が起こっている。
そして昨夜、私は友達とご飯の約束がありでかけていた。
23時ころ帰宅し玄関のドアを開けると居間の電気がついていた。
珍しくこんな時間まで旦那が起きてるのかと思ったが、部屋には誰もおらずそして居間に設置されている暖房も2台とも着けっぱなし。
寝室に行くとしっかり布団を被って寝ている旦那。。。。。
普段子どもの寝かしつけをするとそのまま自分も寝落ちすることが9割方の旦那。
なぜ居間の電気と暖房を着けっぱなしにして子供を寝かしつけに行ったのか、、、、、
旦那は普段自分の物とか一切買わないし、浪費家でも全くない。
しかしながら多少のお金を払って生活が快適になるならば、そこに対しては一切の我慢や節制はしない。
まあ、分からんでもないけど、、、、
来年どれほどの請求が来るか分からない、
"多少の"お金で済むか分からないのに、なぜこれほどまでに躊躇なく暖房や電気を使えるのか。
夫婦なんて所詮他人とよく言うけど、
これは育ってきた環境から生まれる感覚とか考え方の違いからきてるのかなあ。。。
怒りというよりもはや恐怖。
この冬は旦那とまだまだ無言の攻防を繰り広げることになりそうだ。
昨夜食べに行ったご飯。
一足早いクリスマスディナーみたいだった!